
スタジオジブリの設立者である宮崎駿監督。
過去に何度か引退をほのめかしていましたが、2013年公開の映画『風立ちぬ』を最後に引退宣言をし、表舞台から姿を消しました。
しかし、宮崎駿監督が再びメガホンを取って長編アニメーションへ復帰を果たすことが発覚し、話題になっています!
この記事では、
- 宮崎駿監督が引退を撤回!
- 引退詐欺の回数は何回?
- 引退詐欺の理由はなぜ?
これらについて気になったのでご紹介します。
一緒に見ていきましょう♪
Contents
宮崎駿監督が引退を撤回!
スタジオジブリの宮崎駿監督が、引退を撤回して新作長編映画『君たちはどう生きるか』を公開すると発表しました。

引用:https://www.fashion-press.net/
2013年公開の映画『風立ちぬ』を最後に長編アニメーション映画からの引退宣言をし、沈黙を守り続けていた宮崎駿監督。
しかし、2022年12月13日に東宝が23年ラインアップ発表会見を開き、2023年7月14日に宮崎駿監督の新作映画を公開すると発表したのです。
宮崎駿監督は、一体いつ、引退宣言を撤回したのでしょうか?

この引退撤回の発端となったのは、2021年のこと。
New York Times紙のインタビューに応じた宮崎駿監督は、4年間にわたって新作アニメーションの制作に取り組んでいることを明かしました。
その際に、最新作は吉野源三郎さんの長編小説『君たちはどう生きるか』を原作としたものになると語っています。
つまり、2013年に引退宣言をしたものの、2017年頃から再び長編アニメーション映画の構想を練っていたということですね。
その証拠に、2017年2月23日に、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、宮崎駿監督が新作長編の準備をしていると明かしていました。
この時点で、事実上、宮崎駿監督は引退を撤回していたのです。
New York Times紙になぜ引退撤回したのか尋ねられると、「だって、やりたかったから」と答えたというエピソードも残っています。
このことからも、宮崎駿監督が映画に対して素直な姿勢で向き合っているとわかりますよね。

実は宮崎駿監督は、2013年以前にも何度か引退宣言をしていたため、「引退詐欺だ」と言われています。
次で、宮崎駿監督の引退詐欺の回数やその理由を探っていきます!
宮崎駿監督の引退詐欺の回数は何回?
宮崎駿監督の引退詐欺の回数は4回です。
これまでにしてきた引退宣言と撤回を時系列でみてみましょう。
引退詐欺①:もののけ姫
まず、1回目の引退宣言は『もののけ姫』完成後でした。

引用:https://www.chunichi.co.jp/
スタジオジブリの立ち上げ以来最高の約20億円をつぎ込んで制作された『もののけ姫』
1997年に本作が公開されると、当時の日本の興行記録の第1位を獲得するなど、まさに名作と呼ぶにふさわしい一作になりました。
しかし、『もののけ姫』の完成後、宮崎駿監督は「これが最後の作品となる」と発言。
とにかく死に物狂いで本作に取り組んだため、これを最後に他のことをやりたいと語ったそうです。
この発言を「引退宣言」として世間が大騒ぎになったものの、わずか1年で宮崎駿監督はスタジオジブリ所長として復帰。
『千と千尋の神隠し』の企画を練り始め、長編アニメーション映画の監督として再スタートを切りました。
引退詐欺②:千と千尋の神隠し
次に、2回目の引退宣言は『千と千尋の神隠し』の完成披露試写会でのことでした。

『千と千尋の神隠し』も興行収入300億円越えの大ヒット作ですが、完成披露試写会で宮崎駿監督は「長編はもう本当に無理です。体力的に。」と発言。
今度こそ長編アニメーション映画からは引退かと思われたものの、2002年に当初細田守さんが監督予定だった『ハウルの動く城』の後任として宮崎駿さんが監督に就任。
結局この時も、引退をほのめかしただけに留まっています。
引退詐欺③:崖の上のポニョ
次に、3回目の引退宣言は『崖の上のポニョ』の制作中でした。

2008年に公開された『崖の上のポニョ』
この作品の制作中、宮崎駿監督は「体力的にも最後の長編になる」と言っていたそうです。
本作の公開時には67歳を迎えており、制作中も欠かさずマッサージに通っていたほど体力の衰えを感じていたとか。
しかし、『崖の上のポニョ』の興行収入が思ったより振るわず、宮崎駿監督はひどく落胆していたそう。
観客動員数、興行収入ともに、細田守監督から引き継いだ『ハウルの動く城』の方が上だったことが、宮崎駿監督の心に火をつけたようです。
結果的に宮崎駿監督はこの時も引退宣言を撤回し、長編アニメーション映画の制作を続けることになりました。
引退詐欺④:風立ちぬ
そして、4回目の引退宣言は『風立ちぬ』の完成後でした。

前述にもあるとおり、2013年の『風立ちぬ』公開を最後に、宮崎駿監督は長編アニメーション映画からの引退宣言をしています。
これまでに3度も引退詐欺を繰り返してきた宮崎駿監督。
しかし、この時ばかりは本当に引退を決意していたようです。
イタリア・ベネチア国際映画祭に『風立ちぬ』が出品された後、東京で急遽記者会見が開かれました。
そこで宮崎駿監督は、「今回の引退は本気」「僕の長編アニメーションの時代は終わった」とコメント。
長編アニメーション映画から身を引くことを公言したのです。
しかし、2017年から新作映画『君たちはどう生きるか』の制作をしていることが発覚し、結果的に4度目の引退詐欺となってしまいました。
では、宮崎駿監督はなぜ引退宣言と撤回を繰り返しているのでしょうか?
引退詐欺の理由を詳しくみていきましょう!
宮崎駿監督の引退詐欺の理由はなぜ?
宮崎駿監督が引退詐欺をする理由は、すべての作品に全力投球しているからだと考えられます。

宮崎駿監督が正式に引退を表明したのは、2013年『風立ちぬ』公開の後の会見でのことです。
この会見で、「映画を作るのは死に物狂いであり、重圧だった」と笑い混じりに語った宮崎駿監督。
会見でのコメントからも、1つの作品を作るのに長い歳月をかけ、全力投球していることがわかります。
5年かかるんです。次の作品を考え始めると、5年じゃ済まない、この年齢だと。あと3ヶ月で73歳。7年かかると80(歳)になる。あと10年、仕事を続けられたらいいなと思うが、僕の長編アニメーションの時代は終わったんだと思っています
1本の映画を作るのに5年もの歳月をかけたということで、作品を作り終えるごとに完全燃焼して引退を決意していたと考えられますね。

引用:https://hikiyosesmith.hatenablog.com/
また、宮崎駿監督は体力面についても気にしていたようです。
作品を制作している途中で体力を理由に断念したくないという思いがあったのかもしれません。
それでもなお、引退を撤回するのは、『君たちはどう生きるか』の制作時に語ったように「だって、やりたかったから」という理由があるのでしょう。
宮崎駿監督は、引退を決意しながらも、やっぱり映画を作りたいという思いは持ち続けているのだと考えられます。
また、ネット上では宮崎駿監督の引退詐欺をいじりつつも、再び彼の作品を観れることに対し肯定的に捉えている人もいるようでした。
宮崎駿が引退詐欺とかでネットとかニュースとかでいじられてるけど、毎回毎回もうこれで最後の作品だ!!もうやり切った!!!って思うまで一つ一つ全力投球してるわけだと思うのですごいと思うます
— つるた周 (@turuhito2) December 14, 2022
宮崎駿監督の新作長編出るんだ
楽しみなんだけど!てか、引退詐欺何回目?ww
こういう詐欺は何回でもしてくださいw— りっく.NGG|RAD BLT 7/4参戦!! (@guncontrol_RICK) December 14, 2022
宮崎駿監督が引退撤回!引退詐欺の回数や理由はなぜ?まとめ
今回は、宮崎駿監督が引退撤回をしたことや、過去の引退詐欺の回数と理由についてまとめました。
宮崎駿監督が引退を撤回!
宮崎駿監督の引退詐欺の回数や理由はなぜ?
についてのまとめです。
- 宮崎駿監督は、引退を撤回して2023年7月に新作長編映画『君たちはどう生きるか』を公開する
- 引退詐欺の回数は4回
- 引退詐欺の理由は、すべての作品に全力投球しているから
『君たちはどう生きるか』は10年ぶりの宮崎駿監督の長編アニメーション映画です。
引退詐欺をしてでも作りたかった映画はどのような内容なのか、今から楽しみですよね。
宮崎駿監督最新作『君たちはどう生きるか』がヒットするよう、応援しています!



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