スタジオジブリが製作した不朽の名作アニメーション映画『魔女の宅急便』。
2023年1月13日放送のテレビ番組『世界一受けたい授業』で、『魔女の宅急便』原作者の角野栄子(かどの えいこ)さんが物語の誕生秘話を語ってくれました。
映画では13歳のキキの成長を描いていますが、実は原作は全6巻あってキキが大人の女性になるまでが描かれているんです。
原作ではキキとトンボが結婚が結婚するなど、嬉しい結末が用意されているとの噂。
果たして原作で綴られるキキたちのその後はどのようなストーリーなのでしょうか?
今回の記事では、
- 魔女の宅急便の原作者はどんな人?
- アニメ映画のあらすじと結末は?
- キキとトンボ、ジジのその後も!原作で綴られる結末!
これらについて気になったのでご紹介します。
一緒に見ていきましょう♪
Contents
魔女の宅急便の原作者はどんな人?
引用:https://metropolitana.tokyo/
『魔女の宅急便』の原作者は児童文学作家の角野栄子さんで、早稲田大学教育学部英語英文学科を卒業し、『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビューしました。
東京都出身の角野栄子さんは、たった5歳の時に母親を失います。
それからは寂しさを紛らわすために物語を空想するようになり、父親もよく物語を聞かせてくれたとか。
外国に憧れた角野栄子さんは早稲田大学教育学部英語英文学科に進学。
大学卒業後は紀伊國屋書店出版部に勤務していたそうです。
その後結婚した夫の希望でブラジルに滞在し、ブラジル体験を元にノンフィクションの『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』を書き上げます。
『魔女の宅急便』や『小さなおばけシリーズ』なども執筆し、児童文学のノーベル賞とも言われる国際アンデルセン賞作家賞を受賞しました。
魔女の宅急便アニメ映画のあらすじと結末は?
『魔女の宅急便』アニメ映画のあらすじと結末をネタバレありで簡単に紹介します。
『魔女の宅急便』の主人公は、魔女の一族に生まれた少女・キキ。
キキが一人前の魔女になるために両親のもとを離れ、黒猫・ジジとともに旅立つところから物語は始まります。
海辺の街・コリコにたどり着いたキキは、パン屋の屋根裏部屋に居候しながら、魔法を使って配達の仕事を始めることに。
そんな中で、トンボと出会い少しづつ関係を築いていきます。
トラブルに見舞われながらも、画家志望の女性・ウルスラの助けも借りて仕事をこなしていくキキ。
しかし魔法の力を失うという事態に直面し、初めての挫折を経験します。
やがて飛行船の事故が発生し、トンボが絶体絶命の状況に……。
トンボを救うために飛び出したキキはなんとか魔法の力を取り戻し、無事に帰還した2人を街の人々が祝福するのでした。
キキとトンボ、ジジのその後も!魔女の宅急便原作で綴られる結末!
原作で綴られる結末を知れば、もっと『魔女の宅急便』を好きになるかもしれません!
気になるキキたちのその後5選をまとめてみました。
- 風変わりな少女「ケケ」の登場!
- キキに新たな恋が到来でトンボ大ピンチ?
- キキとトンボの純愛が実って結婚!
- キキに双子の子供ができて立派な母親になる!
- 黒猫ジジのその後は?喋らなくなったのは何故?
それぞれの内容を詳しく紹介していきます。
原作の結末①|風変わりな少女「ケケ」の登場!
『魔女の宅急便』の原作ではケケという風変わりな少女が登場し、キキを振り回します。
アニメ映画には登場しないケケというキャラクター。
16歳になったキキのもとに現れるケケはまだ12歳で、図々しく、はっきりとモノを言う性格です。
黒いドレス姿で謎多きケケですが、いつの間にかキキのもとに居候することに。
ケケの存在によって調子が狂ってしまうキキですが、交流を通して「自分とは何なのか?」を考えていく大切なストーリーにもなっています。
ケケという風変わりなキャラクターを通して、キキの内面を描いているのです。
原作の結末②|キキに新たな恋が到来でトンボ大ピンチ?
コリコの街で宅急便の仕事を続けるキキは、トンボと遠距離恋愛をすることに。
そんな中でキキはドレスデザイナー・サヤオと出会い、キキとトンボの恋にピンチが到来します!
順を追ってストーリーを紹介していきますね。
16歳になったキキは、遠い街の学校へ進学することになったトンボと遠距離恋愛を始めることになります。
文通をしていた2人ですが、恋心を寄せてくれるキキをよそに、トンボは大好きな昆虫に夢中!
手紙の返事も昆虫のことばかりで、夏休みにも街に帰ってこないトンボの態度に、キキはむくれてしまいます。
とうとう20歳を迎えることになったキキの心は、進展しない片思いでモヤモヤや不安でいっぱいに。
そんな中でキキはドレスデザイナー・サヤオと出会います。
魔女であるキキに興味を持つサヤオですが、最初はキキも冷たい態度を取るばかり。
やがてキキはサヤオの作る美しいドレスに心を奪われていきます。
果たしてキキとトンボの恋の行方は……?
原作の結末③|キキとトンボの純愛が実って結婚!
新たな出会いがあってもキキの想いは揺らがず、トンボとの純愛が実って結婚します。
アニメ映画ファンにも嬉しい展開ですよね。
前述のとおりサヤオと出会ったキキですが、トンボへの気持ちが揺らぐことはありませんでした。
むしろサヤオとの出会いを通して、トンボへの恋心を再認識するのです。
キキはサヤオに、自分の結婚式のドレスを作ってほしいとお願いしました。
そしてついにキキが20歳の誕生日を迎え、トンボはキキに愛の確認をします。
キキの長年にわたる純愛が実り、キキが22歳の時にトンボと結婚することになるのでした。
原作の結末④|キキに双子の子供ができて立派な母親になる!
原作の最終巻ではキキとトンボの結婚から13年後のストーリーも描かれ、キキは双子の母親になっています。
男女の双子の母親となったキキ。
姉のニニは魔女になりたいのかどうか迷いモヤモヤを抱えており、キキはそんな娘の姿にかつての自分を重ねます。
一方で弟のトトは魔法に興味があるものの、男の子だから魔女になれないということに不満を抱いていました。
魔女の修行を始めることになったニニと、魔法を習得しようと頑張るトト。
すったもんだがありながらも、ニニは魔女になることを決意し、トトは魔女と同じような生き方をしたいと旅立つのです。
原作を読めば、キキが立派な大人の女性になるまでのストーリーがわかるだけでなく、より『魔女の宅急便』のキャラクターたちに愛着がわきますよ。
原作の結末⑤|黒猫ジジのその後は?喋らなくなったのは何故?
映画では物語の途中から、ジジは人の言葉を喋らなくなります。
なぜ喋らなくなったのでしょうか?
白猫のリリーに恋をして、普通の猫として生きると決めたので話さなくなったのではないか?と言われています。
『魔女の宅急便』みてて思った。
スタッフクレジットの、ジジの子供が写るシーン。
遺伝子の、『メンデルの法則』に当てはめると、
ジジ色がaa、白がAAかAa。つまり、ジジは劣性。白いのは優性。 pic.twitter.com/jW1rcLZhbo
— 流離いのジャバスクリプター (@ceeadeed0005) August 27, 2016
映画のエンディング4匹の子供猫たちと一緒に映っています。
白猫のリリーと結婚したんでしょうね!
ちなみに原作小説では、ジジが喋らないのは一時的なもので、その後もキキとの会話は可能なんです。
そして原作小説ではリリーにあたる猫の名前が違っていて、『ヌヌ』と結婚して、18匹もの子供に恵まれているんです。
随分子だくさんですよね!笑
子猫はみんな体の色が白と黒の水玉模様と描写されています。
【ネタバレ】魔女の宅急便の原作で綴られるその後の結末5選!まとめ
スタジオジブリの作品の中でも高い人気を誇り、何度見ても心が温まる『魔女の宅急便』。
魔女の宅急便の原作者はどんな人?
アニメ映画のあらすじと結末は?
キキとトンボ、ジジのその後も!原作で綴られる結末!
についてのまとめです。
- 原作者は児童文学作家の角野栄子で、早稲田大学教育学部英語英文学科を卒業し、『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビューした
- アニメ映画は主人公のキキが一人前の魔女になるために両親のもとを離れ、黒猫・ジジとともに旅立つところから始まり、魔法の力を使って配達業をしながら成長する姿が描かれる
- 原作の結末①|『魔女の宅急便』の原作ではケケという風変わりな少女が登場し、キキの内面についてより深く描かれていく
- 原作の結末②|コリコの街で宅急便の仕事を続けるキキはトンボと遠距離恋愛をするうちに、ドレスデザイナー・サヤオと出会って彼の作るドレスに心惹かれていく
- 原作の結末③|新たな出会いがあってもキキの想いは揺らがず、トンボとの純愛が実って22歳の時に結婚する
- 原作の結末④|原作の最終巻ではキキとトンボの結婚から13年後のストーリーも描かれ、キキは双子の母親になっている
- 原作の結末⑤|黒猫ジジはその後も喋っている。リリーではなく「ヌヌー」と結婚して、子供18匹に恵まれている
原作ではキキの内面や成長、周囲のキャラクターとの交流がより深く描かれていくことがわかりました。
映画を観た後は、原作小説で『魔女の宅急便』の結末を読み届けましょう。
これからも『魔女の宅急便』がたくさんの人に愛されていくことを願っています。
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